トリオキサン

トリオキサンはポリアセタールにとって最も重要なモノマーです。トリオキサンを共重合モノマーとする POM 製造技術は、世界の POM 総生産能力の 80% を占めています。通常、37% のホルマリンを約 65% に濃縮し、硫酸などの酸触媒の存在下で酸化することによって合成されます。製造は、ホルマリン濃縮、トリオキサン合成、トリオキサン濃縮、抽出、軽質成分の剥離、重質成分の剥離で構成されています。

はじめに

技術的特徴

トリオキサン製造における最大の問題の一つは、ホルマリン濃縮と、ホルマリン濃縮で生成された希釈ホルマリンの処理で大量の蒸気が消費されることです。この問題を解決するために、SL-TECHは、合成と濃縮の代わりにメチラールを直接高濃度ホルマリン（75％）に酸化することを提案し、同時にトリオキサン濃縮で生成されたホルマリンをメチラール合成ユニットに再投入することができます。このようにして、閉回路システムが形成されます。

また、ホルマリンを唯一の原料とする製造業者向けに、SL-TECH は、ホルマリンを 78%～80% に濃縮し、カスタマイズされた蒸留によって希釈されたホルマリン副産物を濃縮する特殊な流下膜式気化器を提供するための独占ライセンスを保有しています。

トリオキサンの仕様